2、ダーツの旅 in 生平町


 

生平町は、住宅地と森林、という町であります。ダーツの矢が生平町に当たった瞬間、「あ、やばい、これはやばい、ホタルしかいない町だ」と思いました。なにはともあれ矢が当たってしまったので生平町に行ってみましたが、飲食店は周りを見渡してもどこにもありません。山しかありません。うぐいすが元気よく鳴いていました。生平小学校を発見しましたが、やはり飲食店らしきものはありません。けれども、初夏はホタルがよく見ることができる地域ということで、自然の神秘を間近で見ることができます。このような町で果たして美味しいお店は見つかるのでしょうか。奇跡を求めて、生平町の人に突撃インタビュー開始!と意気込んだのは良いものの、飲食店どころか、まず人がいない!歩いていない!そんな状況に陥りました。もうこうなったら、目を光らせて、少しでも私の視界に入った人は例えどんな人でも声をかけなければと思いました。そして見つけることができました、農家のおばあちゃん。なかなか話が通じなくててんやわんや。そして、生平町に飲食店はまずひとつしかないということを知りました。そのひとつが、『ホルモン店 横ちゃん家』。もう何があっても、このお店に行くしかないと思った瞬間でした。

生平小学校

生平小学校です

バス停

バスは2時間に1本しか来ません。

 

 

 

 

 

 

 

今回取材したお店は『ホルモン店 横ちゃん家』。生平町の名鉄のバス停が近くにあるので、それが目印です。私の想像によると、そのバス停から徒歩1分だと思われます。歩いていくと、オレンジ色の看板を掲げているお店が見えます。そこが『ホルモン店 横ちゃん家』です。

店主の横山さんは、若い頃に経営していた居酒屋で仲良くしてくれた知り合いに「うまいとんちゃん屋をやってくれ」と言われて『ホルモン店 横ちゃん家』をオープンしました。開店から5年目を迎えるそうです。店主の横山さんはこだわってお店を出しました。「おしゃれなお店にはしたくなかった。みんな気軽に来ることができる庶民的で田舎らしいお店が良い。あと、無煙ではなくて有煙の方が美味しく感じるから有煙にした。においは付いちゃうけどね!(笑)」と横山さん。居酒屋さんの雰囲気をイメージしていることがわかります。

店内

横ちゃん家の店内です

外観

横ちゃん家の外観です

店内 カウンター

横ちゃん家の店内です。店主の横山さんと楽しくおしゃべりしてみては?

 

 

 

 

 

 

 

生平町に存在する数少ない飲食店のなかの1つということで、常連さんには生平町の方々もいます。「生平の人も来るし、市内はもちろん西尾、安城、豊明、新城などの市外から来てくれる人もいます。口コミが広まって来てくれたりしているね」と嬉しそうな横山さん。色々なお客様が来てくれているけど、お客様との何か特別なエピソードはありますか?と横山さんに聞いてみました。「第2東名高速道路の工事のために、京都から来ている工事現場の作業員さんがお店に来てくれたんだけど、その人また後日お店に来てくれたんだよね!ひとりで!しかも、このお店に来たいがために。岡崎の観光地も一切行かずに。そんなはるばる来てくれたことに嬉しいしびっくりしたから、おごってあげたかったぐらい(笑)」と、今でも信じられないというような面持ちで話す横山さん。お店から近いところに住んでいるお客様はもちろん市外や県外の人のお客様までもが、『ホルモン店 横ちゃん家』の味を求めにやってくることに私も驚きました。

店主と娘さん

店主の横山さんと横山さんのキュートな娘さん!

 

そんなにも『ホルモン店 横ちゃん家』が愛される理由はなんでしょうか。それは、横山さんの、お肉とタレへのこだわりの強さだと思いました。「タレは、よこちゃん家特製のタレです。味噌だれと塩だれがあります。味噌だれは、一般的な味なので食べやすくてチビでもOK!塩だれはさっぱりな味」と店主の横山さん。秘伝のタレというやつでしょうか。「あと、隠し包丁をすることで食べやすくなる」と横山さん。とりあえず食べてみようということで、今回私が頂いたのは、『塩タン(¥580)』と『塩とんちゃん(¥350)』と『塩てっちゃん(¥680)』と『塩豚ハラミ(¥450)』。ちなみに隠し包丁とは、お肉に入っている切れ込みのこと。横山さんが丁寧に下処理をしていることがわかります。お肉をひとつずつ頂きましたが、もうどれを食べても「美味しい!」という言葉が最初に出ます。温かい味がフワッと広がる感じがしました。「美味しさを詰めるために大事なのは、やはり仕込みの手間を惜しまない」と語る横山さん。手間をかけたぶんだけ美味しくなる、そんなアツい想いを感じました。

料理

『塩タン(¥580)』と『塩とんちゃん(¥350)』と『塩てっちゃん(¥680)』と『塩豚ハラミ(¥450)』

お肉を贅沢に独り占めする私

お肉を贅沢に独り占めする私

 

 

 

 

 

 

 

 

「商売としてはもっと人が多い町の方に出た方が良いのかもしれない、けれど手間ひまかけた料理をいつも楽しみにお店に来てくれる今のお客様を大事にすることに意味があるかな」と横山さん。楽しく温かい『ホルモン店 横ちゃん家』にぜひ立ち寄ってみてください。

 

住所   〒444–3334

岡崎市生平町杢渕47−1

電話番号 0564–47–3363

営業時間 (土日)12:00〜夜11:00

(水木金)夕方16:30〜夜11:00

定休日   月曜日と火曜日

 

 

1、ダーツの旅 in 明大寺町
2、ダーツの旅 in 生平町
3、ダーツの旅 in 幸田町坂崎