今はどこのコンビニでもコーヒーマシーンがありますし、そのせいかコーヒーの需要が増えてきたらしい。
わたしも最近「コーヒー飲みたいなぁ」と思うこともしばしば。
今回お伺いしたのは、岡崎市東大友町にある自家焙煎珈琲豆専門店「樹の香(このか)」さん。
あくまで珈琲豆専門店!
喫茶店のようにコーヒーを入れて販売することはしていません
こんなディープなお店が岡崎にあったのね、と思ってしまいましたよ。
2001年創業と今年で15周年です。ながい!
大学生から70代、80代、90代と客層もとても広いのです。
喫茶店じゃなくて珈琲豆専門店にした理由ってなんですか?
「お店の広さとか色々考えると喫茶店はむりだなぁって。もともとコーヒーはすごく好きってわけではなかったんです。前職のときに、お休みを利用して焙煎を別の店で教えてもらったり、ほぼ独学で勉強しました。それから焙煎してる時間が一番好きですし楽しいです。豆がかわいいんですよ」
とコーヒー豆の焙煎への愛を感じる。

これで珈琲豆を焙煎します
樹の香さんでは手作業による丁寧な選別を大前提としている。
おかげで、できあがるコーヒーに雑味がなくスッキリ飲むことができるのだ。
「コーヒーは飲めない」と言っていた人も飲めるようになったそうなので、ゆいぼん(先代編集長)も飲めそうだ!!

瓶の中身は全て空。豆が劣化しちゃうので冷蔵保存しています。
店舗には種類は11種のコーヒー豆と3種のブレンドを揃えています。
ちなみに同店にはインドネシアカロシというコーヒー豆があるのです。
「この豆はちゃんと選別しないと、ほんと大変なことになりますよ!」
と小野店長。
まずいともうまいとも言わないとこがきになる...。
「手間がかかるから小さい店だからこそ出せるんですよ。この豆がある店は差別化してます(にやり)」
同店ではコーヒー豆の販売以外に試飲や美味しいコーヒーの淹れ方を教えてもらえます。
美味しい淹れ方はコチラ。

「本当に」は本当。
少し手間はかかりますが、たまにはこだわった一杯を飲みたいですよね。

目の前で見ることができます

コーヒー液を抽出してお湯を足すのにはビックリ

淹れていただいたのはモカ。間違いなくいつも飲むものと違う。
「コーヒーを販売することはしないけど、美味しいコーヒーを届けるまでが責任だと思っています」
と話してくれました。
ちなみに樹の香さん、今いろんなことで話題。
現在岡崎100周年事業として“味噌に並ぶ岡崎のお土産を考えたい”と黒大豆コーヒーを開発中。
メキシコ豆とブレンドしたノンカフェインのコーヒーです
「コーヒー豆の開発はわくわくするし、楽しいです。また黒大豆も焙煎のときの音が違って可愛いんですよね」
と店長。
7月には販売されるそうです。楽しみ!

珈琲を水だしで抽出しホットにして飲みます
新聞でもとりあげられた「水だしホットコーヒー」も同店。
“朝の時間にお湯を沸かす時間はあるけどドリップして飲むコーヒーは週に一回だけ”
というお客さんの言葉から生まれました。
「インスタントなんて飲ませない!!」とかっこいいぜ。
「100g500円のコーヒー豆を買っても一杯50円だよ〜。毎日缶コーヒー買うより安いし身体に良いよ!」
と、学生時代から健康オタクだったと話す小野店長の奥さん。
笑顔とテンションが素敵!

オレンジのシャツが似合います!
「学生は付き合いとかもあるからね。しょうがないけど、ちょっと高くても3回に1回くらいは良いものを食べた方がいいよ。高いときは量をへらせっ!」
とまたかっこいい。
こじんまりとしたお店ではありますが、いざ入ってみると活動的なおふたりで珈琲への想いがあつかったです。
コーヒーにこだわる時間、つくってみませんか。